インフレーション宇宙に関する一考察

拡張型ブラックホール宇宙モデルの提案

抄録

宇宙論は現代においても様々なモデルが提案されているが、宇宙を一つのブラックホールと解釈する一説に対して検証と考察を行い、新たな宇宙モデルへと展開した。ブラックホールなどの質量を宇宙の全質量に含めないと考えると、宇宙のインフレーションは必ずしも天体自体が遠ざかるものではなく、シュワルツシルト半径（事象の地平線）が拡大しており、また遠方の天体の赤方偏移はドップラーシフトによるものではなく、重力と等価なものによるものであるという結論に至った。