インフレーション宇宙に関する一考察
拡張型ブラックホール宇宙モデルの提案
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.63キーワード:
ブラックホール、 シュワルツシルト半径、 事象の地平線、 赤方偏移、 ビッグバン抄録
宇宙論は現代においても様々なモデルが提案されているが、宇宙を一つのブラックホールと解釈する一説に対して検証と考察を行い、新たなモデルを展開した。事象の地平線が観測点のポテンシャルによってシフトするという予測から、遠方の天体の赤方偏移はドップラーシフトによるものではなく、ブラックホール近傍における重力赤方偏移と等価なものであり、また宇宙のインフレーションは必ずしも天体同士が遠ざかる(空間が膨張する)ものではなく、シュワルツシルト半径が拡大している、という結論に至った。
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公開済
投稿日時: 2022-05-05 20:20:45 UTC
公開日時: 2022-05-17 08:11:13 UTC — 2023-12-26 00:57:18 UTCに更新
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本原稿は原稿version2に検証と考察を追加し、それに伴い本文も整理した。また、理解の助けとなる図や説明も追加した。ライセンス
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山脇, 正人
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