アンビバレント・エイジズム尺度の日本へのローカライズ
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.826キーワード:
エイジズム(年齢差別)、 認知バイアス、 高齢者、 オンライン調査、 アンケート、 ローカライズ、 翻訳、 アンケートの検証抄録
エイジズム(年齢差別)は、ポジティブなステレオタイプ(例:理想的な祖父母)とネガティ ブなステレオタイプ(例:能力の低下が著しい高齢者)の両方を含む複雑な偏見です。さまざ まな形態のエイジズムを測定するためにいくつかのスケールが開発されてきましたが、その ほとんどは英語で書かれ、西洋文化的な文脈に沿っています。その例外がフラボーニスケール (FSA)で、これは 1970 年に開発され、2004 年に日本語に翻訳されて以来、多くのエイジズ ム研究で使用されています。しかし、FSA はエイジズムの敵対的な表現に基づいており、エイ ジズムの善意性と敵対性の両面に注目するうえでは不十分である可能性があります。新しいス ケールとして 2017 年に開発されたアンビバレントエイジズムスケール(AAS)は、エイジズ ムの善意的および敵対的な側面の両方を取り入れています。しかし、AAS の日本語翻訳はま だ存在していません。そこで、私たちは 2 人の日本語ネイティブスピーカーと 1 人の英語ネイ ティブスピーカー(いずれも他方の言語に堪能な人)と共に AAS を翻訳しました。その後、 オンライン調査を日本の成人を対象に実施し、エコロジカルに有効なアンケートで AAS-JP を 評価しました。AAS-JP の因子構造と内部整合性を検証し、元の英語版 AAS と一致している ことを確認しました。我々の結果を報告するとともに、異なる言語や文化的文脈で開発され た研究ツールをローカライズする際の課題について議論します。
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引用文献
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投稿日時: 2024-07-26 03:29:40 UTC
公開日時: 2024-08-07 10:12:09 UTC
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澤, 祐斗
シーボーン, ケイティー
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