理系学部生のためのダブル・ディグリープログラムの構築
九州大学と北アリゾナ大学とのダブル・ディグリープログラムを事例に
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.623キーワード:
ダブル・ディグリープログラム、 理系学部生、 単位互換、 留学プログラム、 シラバス比較抄録
本研究の目的は、"学部生のための理系ダブルディグリー(DD)プログラム "の包括的な枠組みを確立することである。2021年に当大学は日本の国立大学として初めて、理系の学部生を対象とした双方向性DDプログラムを開始した。DDは相手校への留学を伴うため、時間的制約が大きい。そのため、本研究では、長期留学の機会を促進するために、単位互換を学位取得に導入するなどの様々な解決策を実施した。また、DDプログラムの構築段階において、単位互換の際にシラバスの類似性を可視化する方法を開発することで比較を可能にし、学位プログラムの専門性と質を維持した。本研究で得られた知見は、今後の理系および関連分野の学士課程におけるDDプログラムの設計と実施に重要な示唆を与えるものである。
利益相反に関する開示
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引用文献
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公開済
投稿日時: 2024-02-24 17:52:27 UTC
公開日時: 2024-02-29 23:59:21 UTC
ライセンス
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北, 浩子
Melissa J. Armstrong
房, 賢貞
廣政, 恭明
中尾, 実樹
中村, 真子
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