愛媛県伊方町名取地区におけるフィールドワークを通じた地域実践
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.1348キーワード:
地域実践、 集落調査、 佐田岬体験博、 愛媛県伊方町抄録
本研究は、愛媛県伊方町名取地区を対象とした学生を伴うフィールドワークを通じて、現地調査とそこから得られた知見に基づく情報発信による地域実践について、成果と課題を考察した。2年間の現地調査によって、参加学生は当該地域の特色や魅力を理解するとともに、地域住民からの信頼を得ることができた。そして、伊方町が主催する「佐田岬体験博」のプログラムにおいて、これらの知見をもとに情報発信を行った結果、参加者からは当該地域への関心を引き出すことができ、学生自身も発信手法について主体的に熟慮・実行する機会を得た。フィールドワークを通じた学生の関与は、地域との相互作用の中で地域実践の充実に結び付きうることが示された。
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投稿日時: 2025-06-30 07:29:36 UTC
公開日時: 2025-07-03 10:46:00 UTC
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淡野, 寧彦

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