地域の関係者による授業評価の試みに関する一考察
―地域での学修に対する関係者の「語り」の分析を通して―
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.773キーワード:
地域、 アクティブラーニング、 「フィールドラーニング―共生の森もがみ(山形から考える)」、 授業評価、 インタビュー抄録
本研究の目的は、地域の関係者が地域での学修をどのように評価しているのかについて明らかにすることである。「フィールドラーニング―共生の森もがみ(山形から考える)」の関係者に対する半構造化インタビューを通して、「語り」として表出された学修に対する評価の実態を明らかにする。それにより、地域の関係者が行う授業評価では、「学生が積極的に活動へと関わろうとする姿勢に価値を置きながら授業を評価していること」「地域での学生の学びの質保証を意識しながら授業を改善しようとする姿勢で評価していること」「授業終了後の学生による継続的な活動への期待が地域の関係者の授業評価には込められていること」が明らかとなった。
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引用文献
阿部宇洋(2018年), 「フィールドラーニングとフィールドワークの差異と民俗学への応用」, 山形大学高等教育研究年報 Vol. 12 , pp. 29-32.
小田隆治(2010年), 『大学職員の力を引き出すスタッフ・ディベロップメント 大学のアイデンティティを鍛えるプロジェクト創出型SDの記録』ナカニシヤ出版.
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公開済
投稿日時: 2024-06-25 08:58:03 UTC
公開日時: 2024-07-01 10:00:29 UTC
ライセンス
Copyright(c)2024
菊田, 尚人
橋爪, 孝夫
阿部, 宇洋
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