プレプリント / バージョン1

内陸地の宿泊施設による水産物献立の提供実態,位置づけ

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  • 林, 紀代美 金沢大学人間社会研究域地域創造学系

DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.757

キーワード:

内陸地、 内水面魚、 海面魚の刺身、 宿泊施設、 長野県

抄録

本研究では、長野県の宿泊施設の夕食に注目し、内水面魚を用いた献立、海産魚の刺身の提供状況と、それらに対する施設の認識を考察した。近年では、「地域らしさを表現できる食材」として内水面魚を評価し、施設の所在地で生産される魚種を献立に採用するなど、積極的に提供する施設が増えていた。なかでも信州サーモンは、全県域の施設で採用が盛んで、多様な献立で提供されていた。他方で、宿泊客への情報提供では魚種名・ブランド名の記載に留まる施設が目立った。海産魚の刺身の利用は、過去に比べると減ってきているが、宿泊者のニーズへの対応、会席料理の様式の維持、華やかさの演出などの理由から、多くの宿で提供が続いている。

利益相反に関する開示

本論文に関して,開示すべき利益相反関連事項はない。

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公開済


投稿日時: 2024-06-18 23:43:46 UTC

公開日時: 2024-06-19 10:13:41 UTC
研究分野
人類学・史学・地理学