プレプリント / バージョン1

タイ人青年男女の化粧行動と自己愛人格傾向との関連性

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DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.638

キーワード:

化粧行動、 自己愛人格傾向、 外見、 タイ人、 青年期、 男女差

抄録

若者が化粧や衣服といったファッションに強いこだわりをもつことには、自己愛人格傾向が関連していると考えられる。これまで日本人を対象に化粧行動と自己愛人格傾向との関連について、いくつかの先行研究であきらかとなっている。しかしながら、集団における行動は、その集団がどのような文化、社会、環境に属しているかによって異なる。そこで本研究では、タイ人の青年男女を対象に化粧行動と自己愛人格傾向との関連について検討をおこなうことで、日本人との比較研究とした。男性83名(M=19.96歳、SD=1.49)、女性305名(M=19.96歳、SD=1.27)を対象に調査をおこなった。その結果、男性の化粧行動は部分的に『自己愛人格傾向』に規定され、下位尺度では部分的に『主導性』と『身体賞賛』に規定されていた。女性の化粧行動は部分的ではあるが『自己愛人格傾向』に規定され、下位尺度では『身体賞賛』と部分的ではあるが『主導性』に規定されていた。

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公開済


投稿日時: 2024-03-13 13:13:08 UTC

公開日時: 2024-03-14 09:53:00 UTC
研究分野
心理学・教育学