実事故データに基づくシートベルト・プリテンショナー有効性の検証
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.4351キーワード:
シートベルト、 プリテンショナー、 実事故データ、 CISS、 傷害重症度、 MAIS抄録
シートベルト(SB)は、実事故データにおいて明確な傷害低減効果を有することが知られている。その追加的な安全性向上を目的として、プリテンショナー(PT)付きシートベルトの実装が広く進められてきた。
本研究では、米国 Crash Investigation Sampling System(CISS)2017–2022 年データを用い、実事故における PT の有効性を検証した。約 41,000 件の事故データのうち、SB 着用状態が判別可能な約 30,000 件を対象とし、車両損壊度別および座席別(主として前左席)に、平均 Maximum Abbreviated Injury Scale(MAIS)および部位別平均 AIS を比較した。
その結果、SB 着用の有無による傷害指標の差は明確に観測された一方、SB 着用条件下における PT の作動有無や装備有無による一貫した傷害低減効果は確認されなかった。これらの結果は、NCAP 等の評価試験で示される PT 効果と、実事故条件との間に乖離が存在する可能性を示唆している。
利益相反に関する開示
本研究に関連する利益相反はありません。ダウンロード *前日までの集計結果を表示します
引用文献
National Highway Traffic Safety Administration (NHTSA). Crash Investigation Sampling System. NHTSA. [オンライン]. 2025 [参照 2025年2月15日]. Available from: https://www.nhtsa.gov/crash-data-systems/crash-investigation-sampling-system
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公開済
投稿日時: 2026-05-01 05:27:53 UTC
公開日時: 2026-05-08 03:02:20 UTC
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吉井, 勝司
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