プレプリント / バージョン1

段丘面の畑地の地表流と段丘崖の斜面崩壊:2026年台風25号による三浦市の事例

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DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.6621

キーワード:

集中豪雨、 地表水、 平坦な畑地、 畑地の排水、 斜面崩壊リスク評価

抄録

地球環境の変化により極端な天候が増加し、災害が発生しやすくなっている。三浦市は海岸段丘面上に畑地が広がり、段丘崖は樹林に覆われていることが多い。2026年9月21日の台風25号では降雨により畑地に地表流が発生し、多数の斜面崩壊が起きた。斜面の急な傾斜と水の集中はともに斜面を不安定にするが、これまでの研究は地下水の動きに関するものが多い。畑地は排水路が存在せず集中豪雨による地表流の集中が段丘崖の斜面崩壊をもたらす可能性がある。段丘面での集水域を予測することで斜面崩壊のリスクを推定できる可能性がある。この研究では、2026年台風25号による三浦市内の比較的顕著な斜面崩壊2件を中心として周辺の東西500m✕南北550mの範囲の地形と集水面積を解析し、斜面不安程度(比集水面積✕sin傾斜)を指標として斜面崩壊リスクを地図化した。また、リスクが大きいと予想された地点を現地踏査した。堆積物の場所に流れ込む上流の集水域を計算すると、いずれも段丘面の畑に100m程度、広がっており、段丘面の畑地に大きな集水域が存在した。斜面不安程度が大きな急傾斜地で目視観察が可能であった22地点のうち9地点で斜面崩壊がおきており、段丘面上の畑地の集水面積の重要性が示唆された。対策としては、段丘面の農地と段丘崖の樹林の境界に排水路を整備して、畑地から段丘崖に地表流が流入しないようにすることや、農地内の道路や畦畔を利用して農地全域の排水経路を設計することが考えられる。

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公開済


投稿日時: 2026-09-29 00:45:04 UTC

公開日時: 2026-10-26 01:14:51 UTC
研究分野
環境学