関東盆地の特異的前弧応答を規定する日本弧の未接合構造
動的平坦化・沈降構造・二重弱面モデルの統合的再評価
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.6230キーワード:
関東盆地、 動的平坦化、 深発地震、 三方拘束、 前弧引き込み、 二重沈み込み、 中新世ハーフグラーベン、 未接合構造、 未閉鎖縫合帯、 付加体的上盤、 二重弱面モデル、 関東フラグメント、 日本弧テクトニクス抄録
関東盆地は、沈み込み帯の前弧としては世界的にも特異な地殻変動を示し、100万年以上にわたり異常な平坦性と 1–3 km に及ぶ沈降を同時に保持してきた。本総説は、著者が提示した三部作──(1) 深発地震による堆積層の周期的再編成(動的平坦化)、(2) 三方拘束・二重沈み込み・中新世弱線構造による前弧引き込み(沈降構造)、(3) 日本弧の未接合構造と付加体的上盤による二重弱面(前弧応答の増幅)──を統合し、関東盆地の特異な前弧応答を説明する新しい力学的枠組みを提示する。
統合モデルは、関東盆地が「未縫合 × 付加体 × 三方拘束 × 二重沈み込み」という日本列島で唯一の力学場に置かれていることを示し、沈降軸の西偏、断層分布の非対称性、東京湾の残存、関東フラグメントの形成、日本列島の屈曲など、従来モデルでは説明困難であった多数の観測事実を一貫して説明する。本総説は、日本弧が部分的に未縫合構造を保持している可能性を示唆し、関東盆地の沈降・平坦性・地殻構造の理解に新しい視点を提供する。
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引用文献
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投稿日時: 2026-08-27 08:07:22 UTC
公開日時: 2026-09-17 04:13:11 UTC
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平岡, 良一
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