プレプリント / バージョン1

脳のシステム工学・制御理論的観点から考察する精神病のメカニズム 第3報:外因的モジュレーターとしてのアルコール(エタノール)とストレス応答回路の病理的符合に関する考察

##article.authors##

  • 橋本, 和吉 独立研究者

DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.5704

キーワード:

精神病、 統合失調症、 アルコール依存、 精神科医療、 シナプスの刈込

抄録

第1報および第2報において筆者らは、統合失調症の根源的な起始メカニズムを、持続的ストレス下における生体防御反応(CRH2型受容体回路の活性化)の暴走が引き起こす、GABA媒介性の前頭葉シナプス過剰刈込み(Hyper-pruning)であると定義した 。 本稿(第3報)では、この内因的なストレス適応・防衛システムを「外因的(化学的)」に駆動・修飾する物質として、日常的に広く摂取されているアルコール(エタノール)を取り上げる。アルコールの過剰摂取が引き起こす脳容積の減少、ならびに各種の精神病理的症状や異常行動は、驚くほど統合失調症の臨床表現型と酷似している。本稿では、この符合が偶然ではなく、共通の「GABA作動性制御システムの乱れ」に起因するものであることをシステム工学および薬理シグナル論の観点から検証する。

利益相反に関する開示

本論文に関して、開示すべき利益相反関連事項は存在しない。

ダウンロード *前日までの集計結果を表示します

ダウンロード実績データは、公開の翌日以降に作成されます。

引用文献

Ikonomidou C, Bittigau P, Ishimaru MJ, et al. Ethanol-induced apoptotic neurodegeneration and fetal alcohol syndrome. Science. 2000;287(5455):1056-1060.

Cains S, Blomeley C, Kollo M, Ragan R, Richardson JE, Hausser AK, et al. Agrp neurons drive alcohol-induced overeating. Nature Communications. 2017;8:14169.

ダウンロード

公開済


投稿日時: 2026-07-23 01:30:24 UTC

公開日時: 2026-08-07 01:09:12 UTC
研究分野
一般医学・社会医学・看護学