脳のシステム工学・制御理論的観点から考察する精神病のメカニズム 第2報:思春期および性周期における発症ピークの工学的機序に関する考察
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.5527キーワード:
精神病、 精神科、 統合失調症抄録
第1報において筆者は、統合失調症の根源的な病態因を、持続的ストレス下における生体防御反応(CRH2型受容体回路の活性化に伴う抗不安作用)のポジティブフィードバックに起因する、GABA媒介性の前頭葉シナプス過剰刈込み(Hyper-pruning)であるとする仮説を提示した [1]。 本稿(第2報)では、臨床精神医学における最大の謎のひとつである「なぜ統合失調症の発症ピークは思春期(特に男性では15~24歳)に偏在するのか」、および「なぜ女性では発症ピークが後方にシフトし、あるいは性周期や更年期において精神病理的脆弱性が高まるのか」という疫学的ファクトについて、システム工学における「制御空間の最適化(アップデート)に随伴する過渡的リスク」という観点から論理的検証を行う。
利益相反に関する開示
本論文に関して、開示すべき利益相反関連事項は存在しない。ダウンロード *前日までの集計結果を表示します
引用文献
著者. 脳のシステム工学的観点から考察する精神病のメカニズム 第1報:抗不安作用の暴走が統合失調症の根本原因である可能性について. 2026.
Hoekzema E, Barba-Müller E, Pozzobon C, et al. Pregnancy leads to long-lasting changes in human brain structure. Nature Neuroscience. 2017;20(2):287-296. (Published online Dec 19, 2016).
ダウンロード
公開済
投稿日時: 2026-07-14 02:24:39 UTC
公開日時: 2026-08-07 00:08:37 UTC
ライセンス
Copyright(c)2026
橋本, 和吉
この作品は、Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International Licenseの下でライセンスされています。
