偽誤動画氾濫抑止システムFAVPPSの提案(FAVPPS)
Fake Video Proliferation Prevention System
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.4687キーワード:
偽誤動画、 ディープフェイク、 生成AI、 WSC、 AMAS、 C2PA、 FAVPPS、 ブロックチェーン、 SSBSI、 W3C、 DID、 VC、 動画作成者、 匿名性、 特定性、 追跡性、 動画作成機器、 動画作成システム、 利用者認証、 機器認証、 動画作成記録、 動画作成履歴抄録
偽誤情報の流通は,情報化社会の社会活動や生活活動を支える情報そのものへの信頼を失わせることになり,情報化社会の大きな課題である.特に生成AI技術の発展・普及により,その悪用による偽誤動画の生成が容易となり,偽誤動画の氾濫が情報化社会の喫緊の課題となっている.ISO,IEC,ITUの標準化団体の連携を推進するWorld Standards Cooperation(WSC)においても,AI によって生成および変更されるメディアの分野における信頼を構築することを目指して,昨年,AI and Multimedia authenticity standards (AMAS)が設置され,活動が開始された.筆者も,インターネット上のサイバー社会の安心・安全上の大きな課題と認識,偽誤動画の氾濫抑止を目指した,偽誤動画氾濫抑止システムFAVPPS(Fake Video Proliferation Prevention System)の研究を推進中である.本稿では,FAVPPSの構築方針,偽誤動画の氾濫を抑止する仕組み等を報告する.また,筆者は,サイバー社会での利用者の匿名性と特定・追跡性の両立のための仕組みを組み込んだ安心・安全なブロックチェーンサービス基盤(SSBSI)を提案し,これまでSSBSI上での様々のサービスの実装方式を提案している.偽誤動画の氾濫を抑止する仕組みFAVPPSもSSBSI上での運用を目指しており,本稿にてその実現方式を提案する.最後に、SSBSI上のFAVPPSによる偽誤動画氾濫抑止の効果と課題,およびAMASとの関係について報告する.
利益相反に関する開示
本論文に関して,開示すべき利益相反関連事項はない。ダウンロード *前日までの集計結果を表示します
引用文献
“「ディープフェイク」脅威に 国内初摘発,海外被害も”,日本経済新聞 2020.
“SNS時代およびAI時代の名誉毀損:法整備の現状と新たな課題“,株式会社stak 2025.
“会計担当が38億円を詐欺グループに送金,ビデオ会議のCFOは偽物 香港”,CNN Feb. 2024.
“ディープフェイクを悪用したサイバー攻撃:新たなAI犯罪ツールセットの分析”,トレンドマイクロ - 日本 2025.
“2023 STATE OF DEEPFAKES”,Security Hero 2025.
“プロバイダ責任制限法 逐条解説”,総務省 2023.
“情報流通プラットフォーム対処法の省令及びガイドラインに関する考え方”,総務省 2024.
才所敏明,”安心・安全なブロックチェーンサービス基盤(SSBSI)”, JSTプレプリントサーバJxiv 2025.https://doi.org/10.51094/jxiv.1542
才所敏明,辻井重男,”ブロックチェーンサービス基盤に関する考察”, SCIS2023.http://advanced-it.co.jp/2016_wp/wp-content/pdf/20230124SCIS2023BSIpaper.pdf
”Decentralized Identifiers (DIDs) v1.1 Core architecture, data model, and representations”, World Wide Web Consortium,2026.
”Verifiable Credentials Data Model v2.0”,World Wide Web Consortium,2025.
“AI and Multimedia Authenticity Standards (AMAS)”,World Standards Cooperation (WSC),2025.
“AI and multimedia authenticity standards – Mapping the standardization landscape”,WSC,2025.
“Building trust in multimedia authenticity through international standards”,WSC,2025.
“C2PA Technical Specification, Version 2.2”,Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA),2026.
ダウンロード
公開済
投稿日時: 2026-05-23 04:48:33 UTC
公開日時: 2026-07-10 01:11:22 UTC
ライセンス
Copyright(c)2026
才所, 敏明
この作品は、Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International Licenseの下でライセンスされています。
