プレプリント / バージョン1

ネットワーク型組織の持続的発展メカニズム

社会人ボランティアによる環境形成とタイムマネジメントの視角から

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  • 神﨑, 史恵 中央大学大学院 法学研究科

DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.450

キーワード:

社会人ボランティア、 タイムマネジメント、 鉄道遺産、 ネットワーク組織

抄録

本研究は、人的資源管理論におけるボランティアの空間的移動と時間軸に着目し、広域型ネットワーク型組織が持続的に発展するための仕組みを分析することを目的とする。日本では近年、廃線になった鉄道を再評価し、地域文化を守ったり観光資源として活用したりする動きが注目されている。他方で、廃線鉄道を保存・活用している地域は、自治体の財政難や人的資源不足といった課題を抱えている。それ故、自治体や地元住民だけでなく、広域的なネットワーク型の組織を構築する必要がある。そこで本研究は、多様な経験や専門知識を有する社会人が継続的にボランティア活動に参加する仕組みについて考察した。小坂鉄道保存会の事例を分析した結果、社会人ボランティアらは、非日常的な空間において趣味として参加できる立ち位置を維持できるように環境形成することで、継続的にボランティア活動に参加しうることが明らかになった。

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公開済


投稿日時: 2023-07-10 15:06:19 UTC

公開日時: 2023-07-13 06:14:13 UTC
研究分野
法学・政治学