整体は医療か、民間療法か― 境界領域に立つ徒手療法の専門性の再定義
DOI:
https://doi.org/10.51094/jxiv.3236キーワード:
整体、 徒手療法、 作業療法、 境界領域、 反応確率、 状態遷移モデル、 確率論的介入、 臨床推論抄録
本稿の目的は、日本における整体・徒手療法を「医療」か「民間療法」かという二項対立で捉える従来の議論を再検討し、その専門性を別の軸から再定義することである。多くの批判は、整体や徒手療法がエビデンスに乏しく、再現性が低い点に向けられてきた。しかし本稿では、徒手療法が扱っている対象は「結果」や「治療効果」そのものではなく、「人の身体に生じうる反応の確率を調整する条件設定」であると論じる。この視点に立つと、整体は医療でも民間療法でもなく、人間の反応可能性を環境的に操作する境界領域の専門性として位置づけられる。本稿は、概念的な確率論的枠組みを提案している。
利益相反に関する開示
著者は利益相反がないことを宣言するダウンロード *前日までの集計結果を表示します
引用文献
・Gieryn, T. F. (1983). Boundary-work and the demarcation of science from non-science: Strains and interests in professional ideologies of scientists. American Sociological Review, 48(6), 781-795.
・Sackett, D. L., Rosenberg, W. M., Gray, J. A., Haynes, R. B., & Richardson, W. S. (1996). Evidence based medicine: what it is and what it isn't. BMJ, 312(7023), 71-72.
ダウンロード
公開済
投稿日時: 2026-02-26 09:06:30 UTC
公開日時: 2026-03-31 01:53:26 UTC
ライセンス
Copyright(c)2026
前田, 諭志
この作品は、Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International Licenseの下でライセンスされています。
