プレプリント / バージョン1

折紙のように作れる飛沫抑制メガホンの試作と評価

##article.authors##

  • 石垣, 陽 国立大学法人 電気通信大学 国際社会実装センター
  • 三上, 浩弥 カトウ光研株式会社 画像計測部

DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.320

キーワード:

飛沫可視化、 メガホン、 スポーツ、 エンターテイメント、 折り紙

抄録

興行イベントにおける飛沫感染リスクを低減するため、1枚の紙から作れる飛沫抑制メガホン(DSM)を制作した。メガホンなし、通常のメガホン、DSM(出口開放)、DSM(出口閉鎖)の4パターンのサンプルで、飛沫のカウントと可視化実験を行った。フレームレート30フレーム/sにおいて、メガホンなしでは飛沫吐出直後に1フレームあたり最大250個の飛沫が観察され、通常メガホンでは最大飛沫数が1/5に減少した。さらにDSM(出口開放)では約100フレーム後に最大飛沫数が25個まで減少した。DSM(出口閉鎖)では、液滴吐出前と比較して、飛沫数の増加は観測できなかった。

利益相反に関する開示

開示すべきCOI関係にある企業などはありません

ダウンロード *前日までの集計結果を表示します

ダウンロード実績データは、公開の翌日以降に作成されます。

引用文献

全国興行生活衛生同業組合連合会:演芸場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン, 2021年12月3日

日本音楽会場協会:ライブハウス・ライブホールにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン,2022年10月14日

齊藤 忠彦, 田島 達也, 岩﨑 博道, 岡本 隆太, 高橋 幸三, 財満 健史, 大脇 雅直:歌唱の活動における飛沫感染対策に関わる検討,音楽教育学,51巻1 号(2021), p. 25-35.

石井 慶子, 大野 淑子, 及川 麻衣子, 大西 典子:接触・発話を伴う対面時の呼気の可視化,可視化情報学会論文集,41巻 7 号(2021), 21-27.

尾方 壮行, 市川 真帆, 堤 仁美, 有賀 隆男, 堀 賢, 田辺 新一:模擬咳発生装置による飛沫沈着量分布の測定,日本建築学会環境系論文集,83巻743号(2018), 57-64.

Hasegawa G, Sakai W, Chaki T, Tachibana S, Kokita A, Kato T, Nishimura H, Yamakage M. Investigations into the efficacy of a novel extubation-aerosol shield: a cough model study. Infect Prev Pract. 2022 Mar;4(1):100193. doi: 10.1016/j.infpip.2021.100193. Epub 2021 Dec 4. PMID: 34901825; PMCID: PMC8642834.

東京都:火災予防条例, 昭和 37 年 3 月 31 日東京都条例第 65 号

ダウンロード

公開済


投稿日時: 2023-03-03 02:04:56 UTC

公開日時: 2023-03-08 01:17:26 UTC
研究分野
情報科学