プレプリント / バージョン1

猫問答:もう一つの人体論に向けて(I)

相対痛——感覚信号のズレによる痛みの構造

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DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.2850

キーワード:

相対痛、 体性感覚,感覚、 感覚運動ループ、 ナラティブ探究、 学際的アプローチ、 痛みの知覚

抄録

要旨 
本稿は,主に運動器に発生する「相対痛(そうたいつう)」という仮説的視点を提案するものである。
この視点からは,身体内部の体性感覚情報の“うねり”や“パターン”からの逸脱を,脳が「異常=痛み」として意味づけた結果としての痛みの知覚が見えてくる。
本考察では,感覚と運動のループ,体性感覚の背景化,そして逸脱の検知というプロセスを軸に,痛みの知覚がどのように構成されるのかを探る。そして専門分野を越えて多くの読者に届くよう,物 語的な語りを通じて描き出すことを試みた。
また本稿は,痛みという現象を通じて,ヒトという動物の特異な身体性―たとえば直立二足歩行の進化的背景や,文化的な身体使用の習慣がもたらす構造的影響―を,機能解剖学や人類学の視点にとどまらず,動物学・生理学・心理学・発生進化学・工学的観点からも再考する,私の旅の出発点でもある。
本稿は,従来の理論を補完し,“生きたヒトの身体”を多角的に捉え直すための旅の第一歩であり,今後の対話と探究の場をひらく試みである。

利益相反に関する開示

本稿において利益相反に該当する項目はありません。

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著者の経歴

野村, 泉太郎、独立研究者

いずみ接骨院Body Works                  

〒921-8135 石川県金沢市四十万3-3           

(公社)石川県柔道整復師会              

引用文献

杉晴夫:筋肉はふしぎ,講談社,2003.

小山なつ:痛みと鎮痛の基礎知識 上・下,技術評論社,

岩堀修明:図解 感覚器の進化―原始動物からヒトへ

水中から陸上へ,講談社,2011.

荒川裕志(著),石井直方(監修):プロが教える筋肉

のしくみ・はたらきパーフェクト事典,ナツメ社,2012.

野村泉太郎:自然と痛くなるわけKindle電子書籍,2013.

野村泉太郎:相対痛入門――消えない痛みには理由が

あったVer1.2,Amazon POD出版,2020.

坂井健雄・松村譲兒(監訳):プロメテウス解剖学アト

ラス 解剖学総論・運動器系 初版,医学書院,2007.

上代淑人(監訳):イラストレイテッド ハーパー・生化

学 第27版,丸善,2007.

社団法人日本柔道整復師会 学術部:整骨慣用用語集,

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公開済


投稿日時: 2026-01-29 03:44:55 UTC

公開日時: 2026-02-17 05:42:30 UTC
研究分野
生物学・生命科学・基礎医学