プレプリント / バージョン1

オープンサイエンス時代の言語系研究と教育

プレプリントの公開をめぐって

##article.authors##

  • 横山, 詔一 国立国語研究所研究系
  • 石川, 慎一郎 神戸大学大学教育推進機構 国際文化学研究科 数理・データサイエンスセンター

DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.161

キーワード:

言語系研究、 オープンサイエンス、 プレプリントサーバー、 Jxiv、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス、 大学院教育、 研究者SNS、 ResearchGate、 機関レポジトリ

抄録

オープンサイエンスの推進に必要不可欠なプレプリントの公開に着眼し、それが言語系研究の成果発表や大学院教育の在り方にどのような影響を与えつつあるのか、また、そこにどのような可能性と問題があるのかを概観する。第2節では日本語対応プレプリントサーバーであるJxivが誕生した背景について述べる。第3節ではプレプリントの倫理面における諸問題を取り上げる。著作権法等に関する法律的側面には立ち入らず、研究者同士の信頼関係に影響するかもしれない心理的側面について議論する。第4節ではプレプリントサーバーを言語系大学院教育で活用する意義を示し、授業実践の例を紹介する。そして、第5節では研究者SNSであるResearchGateを公刊済み論文のプレプリントの公開プラットフォームとして使用する可能性と課題について概観し、機関レポジトリとの関係についても言及する。最後に、第6節において本稿の議論を総括する。

ダウンロード *前日までの集計結果を表示します

ダウンロード実績データは、公開の翌日以降に作成されます。

著者の経歴

石川, 慎一郎、神戸大学大学教育推進機構 国際文化学研究科 数理・データサイエンスセンター

IPHE/Graduate School of Intercultural Studies/CMDS, Kobe University

引用文献

Kwon, D. (2022). ResearchGate dealt a blow in copyright lawsuit. Nature, 603, 375-376. https://www.nature.com/articles/d41586-022-00513-9

Singh Chawla D. (2022). Japan launches preprint server - but will scientists use it? Nature, 10.1038/d41586-022-01359-x. Advance online publication. https://doi.org/10.1038/d41586-022-01359-x

有田正規(2021)『学術出版の来た道』岩波書店.

尾城孝一(2021)「学術論文のバージョンとプレプリントをめぐる動向」情報科学技術協会INFOSTA OUGライフサイエンス分科会2021年11月度(第388回)資料. https://www.infosta.or.jp/wp/wp-content/uploads/2021/12/OUG_LIFE_202111handout.pdf

河合将志(2020)「機関リポジトリによるプレプリント公開」国立情報学研究所第 2 回SPARC Japan セミナー2020発表資料. https://www.nii.ac.jp/sparc/event/2020/pdf/20201218_doc2.pdf

柴田敏史(2020)「「学会の持続可能性を模索する」に対するコメント」第241回NINJALサロン「昨今の学術研究環境とJxivプレプリントの動向」発表資料(発表者:横山詔一)https://researchmap.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230097/5c7bcee6ffdc17809a5c116cec92761d?frame_id=835325

菅原光(2020)「オープンアクセス・機関リポジトリ」国立大学図書館協会東京地区協会・関東甲信越地区協会合同フレッシュパーソンセミナー講演資料. https://www.janul.jp/sites/default/files/2020-11/r2_fps_sugawara.pdf

田辺浩介・谷藤幹子(2021)「オープンサイエンス時代の研究者プロフィールサービス―研究活動の可視化のためにやるべきことはなにか?―」『情報の科学と技術』71(5), 200-205. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/71/5/71_200/_pdf/-char/ja

日本学術会議オープンサイエンスの深化と推進に関する検討委員会(2020)『提言 オープンサイエンスの深化と推進に向けて』https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t291-1.pdf

林和弘(2017)「学術情報流通のオープン化がもたらすオープンサイエンスに向けた成果公開プロセスと共有の変革」『STI Horizon』3(3), 35-39. https://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/NISTEP-STIH3-3-00092.pdf

林和弘(2021)「論説:本格的に変わり始めた科学と社会」『化学と工業』74(10), 719-720. https://www.chemistry.or.jp/opinion/ronsetsu2110.pdf

坂東慶太(2018)「動向レビュー:研究者 SNS とそこに収録された文献の利用」『情報の科学と技術』68(4), 189–195. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/68/4/68_189/_pdf/-char/ja

坊農秀雅(2020)「生命科学研究におけるプレプリントや SNS 活用の現状と課題」国立情報学研究所第2回SPARC Japan セミナー2020発表資料. https://www.nii.ac.jp/sparc/event/2020/pdf/20201218_doc5.pdf

横山詔一・前田忠彦・高田智和・相澤正夫・野山 広・福永由佳・朝日祥之・久野雅樹(2022)「日本人の読み書き能力1948年調査における非識字率と生年の関係」Jxivプレプリント:https://doi.org/10.51094/jxiv.73

ダウンロード

公開済


投稿日時: 2022-09-10 05:50:53 UTC

公開日時: 2022-09-13 01:55:33 UTC
研究分野
文学・言語学・芸術学