プレプリント / バージョン1

家族の一人だけに過度な負担がかかっている終末期がん患者の家族への支援

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DOI:

https://doi.org/10.51094/jxiv.146

キーワード:

システムズアプローチ、 終末期ケア、 看護師の価値観、 ヤングケアラー、 結婚移民女性

抄録

がん終末期の患者の 2 回の入院を通して患者、家族(妻・長女・次女)に関わった。看護師は、自ら訴えてくる長女にばかり意識が向き、家族のダイナミズムを見る視点に欠けていた。事例検討を通して、看護師の価値観から自由になること、家族員ぞれぞれの思いを確認する必要性、ヤングケアラーに気付き支援を考える必要性、結婚移民女性への支援の必要性に気づくことができた。

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公開済


投稿日時: 2022-08-24 09:50:22 UTC

公開日時: 2022-09-14 08:24:35 UTC
研究分野
一般医学・社会医学・看護学