2022年4月1日
2024年12月20日改定
1 Jxivで受け付け可能な原稿か、ご確認ください
Jxivに投稿できる論文種別
○ 原著論文・レビュー論文・解説論文等、講義録
原著論文・レビュー論文・解説論文等、そして論文の体裁をなしている講義録(Lecture Notes)が投稿できます。 投稿者は、プレプリントで使用する他者の著作物(図・表・文章等)について、複製・公衆送信・JST文献データベースへの収録に伴う翻訳や利用などが行われることについて、 著作権者等から必要なすべての許諾を得る必要があります。
Jxivに投稿できる論文の言語
○ 日本語または英語
日本語または英語で書かれた論文の投稿が可能です。
Jxivに投稿できる論文は、科学的論文の要件を満たすもの
○ 科学的な手法・論理を用いた、科学的な論文であること、の要件を満たすもの
論文の体裁をなしているもの、剽窃を含まないもの、研究倫理・出版倫理に適ったもの、適法性・相当性を満たすもの、公序良俗に反していないもの、 宣伝広告になっていないもの、等に限り、Jxivに投稿することが可能です。 プレプリントが満たす必要がある要件として、科学的な論文であること、先行研究を踏まえた学術的位置づけを記載し論理が合理的に展開されていること等を、Jxiv投稿規約にて定めています。 詳細はJxiv投稿規約第3条をご確認ください。
2 A. 投稿予定のジャーナル等 B. 既投稿のジャーナル等との手続きを、ご確認ください
A.投稿予定のジャーナル等の投稿規程を確認
○ プレプリント公開済論文を受け付けていないジャーナル等もあります
プレプリントサーバにて公開済の原稿の投稿を受け付けないジャーナル等や、受け付ける旨が投稿規程に明記されていないジャーナル等があります。 Jxiv投稿前に、ご自身が投稿を予定しているジャーナル等の投稿規程等をご確認ください。 また、Jxivにて、プレプリント公開済論文を受け付けているジャーナル等のリストを作成していますので、参考にしてください。
B-1. 既にプレプリントサーバ等に、投稿済または公開済の論文
○ Jxivに投稿できません。ただし、ジャーナル等への投稿版や公開版があり、投稿者がジャーナル等の許諾を得ていれば可能
既にJxivを含むプレプリントサーバ等に投稿済のプレプリントは、Jxivに投稿できません。 ただし、Jxivではないプレプリントサーバに投稿したあとに、そのプレプリントサーバから公開しない旨の決定を受けた場合には、Jxivに投稿できます。 また、プレプリントサーバにて公開後にジャーナル等に投稿済で、かつジャーナル等が、Jxivに投稿版や公開版を投稿することについて許諾している場合には、Jxivに投稿できます。
B-2. 既にジャーナル等に、投稿済または受理・公開・出版済の論文
○ ジャーナル等に投稿済または受理・公開・出版済論文への対応
投稿者自身が、Jxivへの投稿について、ジャーナル等から許諾を得る必要があります。Jxivに投稿する際の諸条件についても、投稿者自身がジャーナル等に確認してください。 受理・公開・出版済の論文については、投稿後のJxivからの要請に従って、予め取得していた許諾(メールあるいは文書ファイル等)をJxivに提出する必要があります。許諾は、PDF形式にて準備してください。
既にJxivにて公開済みのプレプリントのジャーナル等における受理版・公開版・出版版について、Jxivへの投稿を希望する場合は、新たな投稿番号にて投稿するのではなくて、公開済みプレプリントの改版版として投稿してください。
B-3. 既存の論文の翻訳版の場合
○ 既報の論文の翻訳版への対応
元の論文と翻訳版の著者が同じである場合のみ、翻訳版をJxivに投稿できます。 ただし、1)投稿時のJxivへの申告、2)必要な許諾取得、3)翻訳の忠実性、4)翻訳版冒頭への記載事項、のすべてを満たす必要があります。
特に2)の許諾(メールあるいは文書ファイル等)は、投稿後のJxivからの要請に従って、Jxivに提出する必要があります。許諾は、PDF形式にて準備してください。
●原版がジャーナル等から出版されている場合:
・Jxivは翻訳の正確性に関するスクリーニングを行わないことを前提とした上で、Jxivにて翻訳版を公開することについての許諾
●原版がプレプリントの場合:
・他のプレプリントサーバで翻訳版を公開することについての許諾
B-2,B-3に該当する場合の表紙付加
○ 表紙付加
B-2,B-3に該当する場合には、既発表の論文等との関係を明示するために、必要事項を記載した表紙を付与する必要があります。 Jxiv指定様式の表紙をJxivからダウンロードした上で、必要事項を記入し、投稿時にプレプリントとともにアップロードして下さい。
論文の特性上、注記を要する事項がある場合には、投稿後に、上記に加えて、表紙への記載の追加を依頼することがあります。 詳細は、Jxivガイドラインをご確認ください。
3 Jxiv投稿システムへの登録、および、プレプリントへの記載が必要な項目を、ご確認ください
Jxivに投稿できるファイル形式
○ プレプリントはPDF形式、関連データは任意のファイル形式
プレプリントはPDF形式にて投稿してください。なお、附随ファイル(Supplement)としてWord形式およびLaTeX形式の原稿ファイルも投稿することができます。
また、プレプリントの研究に関連するデータを、附随ファイルとして投稿・公開することが可能です。PDF形式のプレプリントおよび附随ファイルについて、1ファイルあたりの容量は20 MB以下としてください。
Jxiv投稿システム上に登録が必要な書誌情報
○ 表 Jxivにて必須とする情報の、「Jxiv投稿システム」を参照してください
Jxiv投稿システムに登録する書誌情報として、タイトル、抄録、全ての著者名(姓および名)、全ての著者の電子メールアドレス、 全ての著者の国名、全ての著者の所属機関(部局またはそれに準ずる部署まで)、キーワード、引用情報(参考文献)、利益相反に関する開示、CCライセンスの入力・登録が必須です。
投稿するプレプリントの言語やJxiv公開画面にて表示を希望する言語によって、書誌情報を入力する箇所や入力する言語が異なります。 表 Jxivにて必須とする情報に従って、過不足なく入力・登録してください。
プレプリントに記載が必要な情報
○ 表 Jxivにて必須とする情報の、「プレプリント(PDF)」を参照してください
プレプリント(PDF)に、記載が必要な情報は、タイトル、全ての著者名、全ての著者の所属機関、責任著者の明示、責任著者のメールアドレス、です。 表 Jxivにて必須とする情報に従って、過不足なく入力・登録してください。 責任著者およびその電子メールアドレスはJxiv公開画面の書誌情報のページには表示されず、プレプリント(PDF)のみでの表示となります。
公的研究費による研究成果の場合には、謝辞(Acknowledgements)に、公的研究資金獲得情報(助成機関名、事業名と体系的番号(課題番号など))を明記することを推奨します。
Jxiv投稿システム | プレプリント(PDF) | |||
---|---|---|---|---|
登録書誌情報・記載項目 | 登録言語 | |||
本文が日本語の場合 | 本文が英語の場合 | |||
タイトル | 日英必須 | 英必須(日は任意) | 記載必須 | |
抄録(要旨) | 日または英または日英必須 | 英必須(日は任意) | ||
全ての著者名(姓及び名) | 日英必須 | 英必須(日は任意) | 記載必須 | |
全ての著者の電子メールアドレス※1 | (登録してください) | |||
全ての著者の国名※1 | (プルダウンで選択) | |||
全ての著者の所属機関 | 日英必須 (部局またはそれに準ずる部署まで) | 英必須(日は任意) (部局またはそれに準ずる部署まで) | 記載必須 | |
責任著者の明示※2 | (登録してください) | 記載必須 | ||
責任著者の電子メールアドレス※2 | 記載必須 | |||
キーワード | 英必須(日は任意) | 英必須(日は任意) | ||
引用情報(参考文献) | (登録してください) | |||
CCライセンス | (プルダウンで選択) | |||
利益相反に関する開示 | 日英必須 | 英必須(日は任意) | ||
(公開・出版済み論文及び 受理済み論文のみ)※3 | (プレプリント(PDF)とは別ファイルとして表紙をアップロードするとき、「表紙」を選択)※3 | (プレプリント(PDF)に表紙を作成)※3 | ||
(翻訳版のみ)※4 | (申告・提示欄で翻訳版であることを申告) (プレプリント(PDF)とは別ファイルとして表紙をアップロードするとき、「表紙」を選択)※4 | (プレプリント(PDF)に表紙を作成、かつ冒頭に以下を記載)※4 ・翻訳版であること ・原版の書誌情報 | ||
(改版時のみ)改版理由 | 日英必須 | 英必須(日は任意) | ||
プレプリントファイルの表示名 |
※1 電子メールアドレス、国名は、Jxiv公開画面上に表示されません。
※2 どの著者が責任著者か、及びその電子メールアドレスはJxiv公開画面上には表示されません。プレプリント(PDF)あるいは表紙のみでの表示となります(公開・出版されている論文の場合は、プレプリント(PDF)あるいは表紙への記載は不要です)。
※3 ジャーナル等にて公開・出版されている論文や受理された論文の原稿を投稿する場合には、表紙を付し、必要事項及び補足事項を記載してください。
※4 翻訳版を投稿する場合には、表紙を付し、必要事項及び補足事項を記載するとともに、プレプリント(PDF)の冒頭に必要事項を記載してください。
4 Jxivにプレプリントを投稿した後に必要な対応を、ご確認ください
Jxiv管理者から修正依頼・確認依頼が届いた際の対応方法
○ 投稿後の投稿者における対応
プレプリントを投稿した後、即時にプレプリントが公開されるわけではありません。Jxivではプレプリント受け付け時に、Jxiv投稿システムに登録された書誌情報の確認およびプレプリント記載情報の確認を実施しており、この過程で、Jxiv管理者から投稿規約・ガイドラインに基づく修正依頼や確認依頼が届く場合があります。 受け付け後にプレプリントがスクリーニング過程や公開に進むためには、投稿者は修正依頼や確認依頼に対応をする必要があります。
Jxiv管理者から以下が届く場合があります。
修正の依頼:Jxiv管理者の指示に従って、Jxiv投稿システムに登録された情報やプレプリントの修正を行ってください。
確認の依頼:Jxiv管理者にて修正を行った箇所を提示しますので、情報に不備が含まれていないことを最終的に確認してください。 提出されたファイルに表紙を付加したり、あるいはファイルの表紙を差し替えたりするためのファイルの分割・結合等も、修正作業に含まれます。
Jxiv投稿システムおよびプレプリントに登録された情報の不備に由来する責任は、すべて投稿者に帰属します。
最終確認が完了したら、投稿者は、投稿者自らによる修正が完了した旨あるいはJxiv管理者が行った修正を承諾した旨を、ディスカッション機能を用いてJxiv管理者に連絡してください。
Jxivではスクリーニングを行っています
○ スクリーニングの結果、Jxiv管理者が投稿者にプレプリントの修正を依頼することがあります
Jxivに投稿されたプレプリントは、投稿者・プレプリントおよびプレプリントデータが投稿規約の要件を満たしていることを確認するためのスクリーニングを受け、公開に問題がないと判断されたもののみが公開されます。
スクリーニングでは、プレプリントが、論文の体裁を成しているか、科学とみなされるものであるか、法的な問題や倫理的な問題はないか、また、剽窃はないか等について最低限の確認を行います。
スクリーニングにあたり、ある程度内容に踏み込んで判断する場合があります。 また、ジャーナル等で公開・出版されたものや受理された論文の原稿についても、Jxivにてスクリーニングを行うことがあります。 スクリーニング結果によっては、ジャーナル等に既に受理・公開済みであっても、Jxivでは公開できないことがあります。
また、翻訳版の場合も同様に、原版がジャーナル等にて公開・出版済みのものであっても、その翻訳版をJxivでは公開できないこともありますので、ご了承ください。
取り下げの可否
○ 取り下げは、公開前のみ可能
投稿者は、プレプリントが公開される前であれば、ディスカッション機能を用いてJxivに知らせることにより、論文を取り下げることが可能です。 一旦Jxivからプレプリントが公開されたら、プレプリントを取り下げあるいは削除することはできません。
撤回および非公開化は、JSTの判断により行います。
5 Jxivにプレプリントが公開された後の対応を、ご確認ください
ジャーナル等で論文が公開・出版された際の対応方法
○ 投稿者が出版版へのリンクを登録する
投稿者は必ずJxiv投稿システムにて、出版版へのリンク(DOI)を設定してください。
プレプリントの改訂や書誌情報の修正は、改版により行う
○ 投稿者が改版を行う
前の版を閲覧可能にしたまま投稿者が改版することにより改訂・修正を行います。 プレプリントを改訂する場合だけでなく、著者名、引用情報等を含む書誌情報を修正する場合、関連データを修正あるいは追加する場合にも、改版の手続きが必要となります。
プレプリント公開済み論文の引用方法
○ 改版が行われたプレプリントを引用する際は、バージョンを明記する必要があります
公開されたプレプリントには文字列「jxiv」が含まれるDOIが付与されます。また、改版により複数の版が生じた場合も、全ての版は同一のDOIとなります。 従ってプレプリントを引用する際には、バージョンを明記する必要があります。
6 その他(FAQ)
○ 上記以外で不明なことはありますか?
よくある質問とそれへの回答については、下記の通り取りまとめています。
Q1 Jxivではプレプリントの投稿・公開に費用はかかりますか?
Jxivからのプレプリントの投稿・公開に料金はかかりません。一旦公開されたプレプリントは無料で公開され続けます。
Q2 剽窃について類似度の判断基準はありますか?
類似性チェックツールで得られた類似度をもとに剽窃かどうかを判断する基準は、分野、研究手法、研究目的等によって様々であると考えています。 従って、Jxivでは、何%以上の場合は剽窃とする、などの一律の基準を設けておりません。
Q3 Jxivではプレプリントの投稿から公開までどのくらいの時間がかかりますか?
Jxivでは、投稿された原稿および書誌情報に問題がないかぎり、目安として投稿から48時間程度(JSTの休日は含まない)で公開されます。
Q4 投稿から48時間経過してもプレプリントが公開されません、何故ですか?
投稿数が多く処理に時間を要する場合、プレプリントの公開について十分な議論を要する場合などには、投稿から公開されるまでの時間が48時間を超えることがあります。 ご了承ください。なお、Jxiv管理者から投稿者に修正・再投稿等の対応を依頼する場合があります。この場合は修正・再投稿等の時点が目安としての48時間程度をカウントする起点となります。
Q5 Jxivでは誰がプレプリントの著作権を所有していますか?
Jxivでは、著者自身が著作権を保持している原稿および投稿者の責任においてジャーナル等の許諾を得た原稿についてのみ投稿が可能です。 公開にあたってプレプリントには著作権者は著者であることが表示され、この表示を変更あるいは削除することはできません。
Q6 Jxivではプレプリントの二次利用ライセンスはどのように定めていますか?
Jxivでは、プレプリントにコンテンツの二次利用について定めるCCライセンスを付与したうえで公開します。 どのCCライセンスを付与するかについては、投稿時に著作権者が決定します。なお、クリエイティブ・コモンズの規定により、一旦付与されたCCライセンスの変更あるいは取り消しはできません。