2022年3月24日初出
2024年12月20日改定
本閲覧規約(以下、「本規約」といいます。)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、「JST」といいます。)が運用するプレプリントサーバ、Jxivの閲覧に関する条件を定めるものであり、JSTと閲覧者との間のサービス利用契約の内容を規定するものです。なお、Jxivへの研究論文の投稿については、Jxiv投稿規約が適用されます。
Jxivは、JSTが運営するプレプリントサーバです。研究者より投稿された日本語あるいは英語による研究論文のプレプリントを公開するものです。Jxivは、研究成果の迅速な公開と共有を可能とすることにより、研究プロセスの早期段階からオープンな議論を促し、研究開発を加速すること及び成果公開のインセンティブ(先取権の証左となることの期待等)に寄与することを目的としています。なお、本規約において「プレプリント」は、投稿された論文等の著作物を指し、ジャーナルに投稿する前、あるいは、ジャーナルに投稿された場合は、査読結果を受けて改訂する前の論文(原著論文、レビュー論文、解説論文等。論文の体裁をなしている講義録も含みます。)の原稿のことをいいます。また、プレプリントに相当するテキストデータを含む、投稿されたデータを「プレプリントデータ」と称します。本規約において、本サービスとは、JSTがJxivにより閲覧者に対してプレプリントデータの閲覧を可能とするサービスを意味します。閲覧者はプレプリント及びプレプリントデータの閲覧のために本サービスを利用することができるものとします。
(1)本サービスで公開されているプレプリントに関する著作権その他の権利は、著者(著者との合意により著作権を取得した者を含みます。以下同じ。)に帰属しています。プレプリントは、著者により指定されたクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの元で公開されており、閲覧者は、かかるクリエイティブ・コモンズ・ライセンス及び本規約に従ってプレプリントを利用することができます。関連する著作権法の下で著者の許諾なく利用が認められる場合を除き、ライセンスの範囲を超えた利用を行う場合には、別途著者の承諾を得る必要があります。
(2)本サービス内の画像、デザイン、レイアウト、インデックス等に関する著作権を含めた権利は、JSTに帰属します。閲覧者は、関連法令により認められる場合を除き、JSTの明示的な許諾を得ることなく、これを利用することはできません。
(1)閲覧者は、本サービスを利用するにあたり、次の各号に掲げる行為を行ってはならないものとします。
a.プレプリントの著者・著作権者、JST、その他の第三者の知的財産権その他の権利又は利益を侵害する、又はそのおそれのある行為を行うこと。
b.法令、本規約に違反する、若しくは公序良俗に反する行為、又はこれらの虞のある行為を行うこと。
c.本サービスに関連するシステム、プログラムに関し、リバースエンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイル又はソースコードを抽出する、又はこれを試みること。
d.不正アクセス、又はこれを試みること、その他集中的アクセス等で本サービスに過度な負荷をかける行為、又は、コンピュータウイルスその他の有害なプログラムの使用等、本サービスのためのシステムやセキュリティへの攻撃とみなされる行為(それらを誘発する行為を含みます。)、本サービスの運営、管理において支障を及ぼすか若しくはその虞がある行為を行うこと。
e.機械的及びそれに準じた手段を用いて、登載データを大量にダウンロードする、又はそれを試みること。
f.その他、Jxivの運用又はJSTの事業に支障を及ぼす行為を行うこと。
g.前各号に準ずるような、JSTが不適切と合理的に判断する行為を行うこと。
(2)JSTは、閲覧者が前項各号に定める行為を行った場合、当該閲覧者による本サービスの利用を停止又は制限その他適当と判断する措置を講ずることができます。
(3)JSTは、前項に基づく本サービスの利用の停止、制限等に起因又は関連して閲覧者に発生した損害、損失、障害、費用等について、責任を負担しません。
(1)閲覧者は、本サービスの目的、及びプレプリントが専門家による査読が行われていないものであることを充分に認識した上で、自己の責任においてプレプリント及びプレプリントデータ及び本サービス(本サービスに関連する一切のサービスを含みます。本条において以下同じ。)を利用するものとします。
(2)JSTは、プレプリント及びプレプリントデータの論理性、科学性、正確性、妥当性等について保証するものではありません。
(3)プレプリント及びプレプリントデータは、その性質上、随時、追加、修正、削除等の変更が行われる可能性があり、閲覧者が閲覧した時点における状態が維持されるとは限りません。閲覧者はそのことを理解のうえ、本サービスを利用するものとします。
(4)JSTは、プレプリント及びプレプリントデータ及び本サービスの利用に起因又は関連して閲覧者に発生した損害等について、責任を負担しません。
(1)本サービスは現状有姿にて提供されるものであり、JSTは、本サービスが誤謬・中断なく又は永続的に提供されることを保証せず、また本サービスの停止・中断・終了について何ら責任を負いません。
(2)JSTは、前項に基づく本サービスの中断等やプレプリント及びプレプリントデータに起因又は関連して閲覧者に発生した損害、損失、障害、費用等について、責任を負担しません。
閲覧者は、自らの責任において、通信環境その他の本サービスの利用環境を整備するものとし、JSTはこれらに関し一切関知せず、また一切の責任を負担しません。また、本サービスの利用に関し第三者との間で紛争等が発生した場合、閲覧者の費用と責任において解決するものとし、これにつき、JSTは関与せず、責任を負担しないものとします。
JSTは、JSTの裁量により本サービスの停止、中止、内容の変更をすることができます。また、JSTは業務上の必要性その他のやむを得ない場合には、本サービスの提供を終了することができます。この場合、JSTは、合理的に可能な範囲で、本サービスの終了を事前に告知するよう努めるものとします。本サービスの停止、中止、内容の変更、終了に関し、JSTは閲覧者に対し、何ら責任を負いません。
JSTは、合理的に必要と判断したときは、Webサイトへの掲載又はJSTが相当と判断する方法で閲覧者に周知の上、効力発生時期を定めて本規約を変更することがあります。
閲覧者が本サービスの利用に関し、本規約の違反、その他閲覧者の責に帰すべき事由によりJSTに損害を与えた場合、JSTは、当該閲覧者に対し損害賠償を請求することができるものとします。
JSTが本サービスの提供に関し、何らかの損害賠償責任を負う場合であっても、JSTが賠償する損害の範囲は、閲覧者において現実に生じた直接かつ通常の損害の範囲に留まるものであり、これは、その原因が契約、不法行為その他によるものかを問わず、また、JSTが損害の可能性を知り又は知ることが出来た場合であっても同様です。但し、これは、かかる損害の発生に関し、JSTに故意または重大な過失がある場合には適用されません。
本規約は日本法に準拠し、同法に基づき解釈されます。また、本サービスの利用に関する一切の紛争は、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
本規約の日本語版と他の言語版に齟齬がある場合は、日本語版が優先します。
(附則)本規約は、令和6年12月20日から施行する。